2010年4月29日木曜日

ピートとパパの会話(その98 小沢が解る?⑭)


ピー  「ん? 最低裁判所の写真だね~ ↑」
パパ 「最高裁判所だよ~」
ピー  「へ? 今回は、またまた小沢どんシリーズかい?」
パパ 「いい加減に幕としたいんだが、小沢どんが何かと話題を提供
    してくれるからねぇ」
ピー  「今回は何?」
パパ 「検察審査会だよ」
ピー  「おー、小沢どんの天敵だね」
パパ 「昔、パパは、検察審査会の審査員をしていたことがあるんだ」
ピー  「ほえ、渦中の人だね」「検察審査会とは、どういう組織なん?」
パパ 「検察が不起訴にした事案を、不服申し立てによってもう一度審査
    し、起訴か不起訴かを決める会だ」
    「真の目的は、検察への権力介入を阻止することが狙いだ」
ピー  「起訴・不起訴における検察判断の妥当性を審査するのかぁ」
    「またどうして検察審査委員をしていたの?」
パパ 「'くじ' で勝手に当たったんだ」「それで裁判所に出頭せよと」
    「で、最初に裁判制度や法律用語の説明を一通り受ける」
    「半年間で何件かの審査をし、その内、不起訴相当が1件あった」
ピー  「どういう判定の仕方をするの?」
パパ 「裁判所の職員から事案の説明を受け、審査委員で議論を行う」
    「場合によっては、検察や当事者からも説明を受ける」
ピー  「ほと、法律に沿った専門的見解を出すのじゃなく、正に民意による
    判定だね」
パパ 「法律に沿った判決は、裁判官が出すんだよん。そこを間違っては
    いけない」「マスコミが、検察審査会の判定を、あたかも判決の
    ように報じるのは問題だねぇ」
ピー  「国民は、検察審査会を権力だと勘違いする?」
パパ 「そうだよん。検察審査会は、司法の独立を守る民主主義の一制度に
    過ぎない」
ピー  「なるほど~、検察の不起訴は、国家権力の介入によるものかも知れ
    ない?。 だから今一度、グレー部分を民意でもって判定しようと」
パパ 「裁判という過程を経る前に、検察だけで起訴・不起訴を決めるのは、
    公正さを欠いている場合もあり得るということだ」
ピー  「検察の政治的判断や司法への権力介入の排除か~・・・」
パパ 「例えばさ、今回の小沢どんの一件でも、宗男ハウスが検察審査会の
    判定や検察の判断に対して批判を繰り返しているが、これこそ司法
    の独立に対する権力の介入だと、パパには思えるねぇ」
ピー  「そうか、自分達に都合が悪いから介入するのか~」
パパ 「民意は介入させないが、自分達は司法に介入する」
    「これは独裁国家だ」
ピー  「何もなければ、裁判で正々堂々と主張すれば良いんだね」
パパ 「そうだよん、検察審査会の判定なんか、何も気にする事はない」
ピー  「悪さをしているから気になるんだなぁ」
パパ 「しかし、日本は法治国家だから、法に基づいての司法判断をする」
    「だから、必ずしも大衆が要求する判決にならない場合もあり得る」
ピー  「は~ん、パパが(その79)で言っていた大津事件がいい例だねぇ」
パパ 「覚えていてくれはりましたか」
ピー  「でも、宗男ハウスは、何をそんなに必死になっているの?」
パパ 「そら、宗男ハウスは、小沢どんにくっ付いていないと自分の存在
    が無くなるからさ」「自民からはホカされたし」
    「それに、小沢どんと同じ土着の利益誘導型政治だから、お互い気も
    合うんじゃないかな。ヒヒ」
ピー  「小判ザメだね。小沢どんが居なくなると困るんだ」
パパ 「さてと、今回の一件を少し推論して見ようか」「あくまで推論だよ」
ピー  「はいはい、推論ね」
パパ 「先ず、小沢どんを不起訴にした検察当局の考え方じゃが~」
    「起訴出来ないことは無いが、相手が政治的巨悪であるが故に、今の
    時期に検察が起訴すれば、司法権力による政権潰しだと批判されか
    ねない」「ここは、民意に任した方が検察としても得策であると・・」
ピー  「その推論からいくと、検察は審査会を利用したんだ」
パパ 「これは、週刊誌的主観だからね。フフフ」
    「まぁ、世論の状況から言って、検察は不服申し立てが出るのを承知
    していた筈だがね。これ推論だしね。フフフ」
ピー  「これからどうなるのだろう?」
パパ 「司法に任せておけばいい」
ピー  「宗男ハウス達が、新たな法律で検察審査会を無くすとか?」
パパ 「そこで機能するのが、内閣法制局じゃが~、小沢どんが、これを
    無力化したからな~」
    「仮に、小沢どんが嫌疑不十分になっても、民意として選挙で判断
    すればいい」
ピー  「だから~、小沢どんは選挙重視なんだねぇ」「自分の為にだけある
    民主主義か~・・・」
パパ 「結局薬局、法律の不備があるから、司法の場に民意を反映さす必要
    が生じてくる」
ピー  「ほう、政党助成金をネコババしても、罰する法律が無いとかだね」
パパ 「そうそう、これは、法律施行前に当然予想された事だが、誰か都合
    の悪い有力者がいて、制限を設けられなかったんだ」
ピー  「法の番人も甘かった?」
パパ 「さぁ、どうかな?。 ま、都合の悪い人の意見が通ったんだね~」
    「こういう事があるから、検察審査会のような民主主義を守るための
    機能が必要になってきたのさ」
ピー  「小沢どん達は、それをどんどん壊して行ってるんだね」
    「彼らを民意で監視する法的機能も必要だなぁ」

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