2010年4月21日水曜日
ピートとパパの会話(その95 小沢が解る?⑫)
・・・・・・・・・・・・・・↑ (西村晃一画) ・・・・・・・・・↑・・・・・
パパ 「久しぶりに小沢どんの話しをしよう」
ピー 「ほんと久しぶりだね。何をしていたん?」
パパ 「いやいや、議論に値しないような政権だからさ、様子を見て
いただけだよん」
ピー 「へ~ん?」
パパ 「現政権党は、ふる~い自民の上に接木をしたようなものだね」
ピー 「ふる~い自民とは、小沢どんと鳩やんだね」
「二人とも金権体質?」
パパ 「んだ、いくら枝葉の部分が頑張っても、根が腐っちょるからね~、
如何ともし難いなぁ」
ピー 「そこんとこは、おいらにも解ってきたよん」
パパ 「小沢どんは、またぞろ民主主義という言葉を言い放ったが、日本で
一番非民主的行動をとるのが彼だからねぇ」
ピー 「どういうこと?」
パパ 「最たるものは、議員立法禁止、内閣法制局の国会答弁禁止だね」
「中でも後者の件は、憲法9条改正へ向けての試金石を打ったとも
言えるね」「どちらも民主主義を守るための制度なんだがね~」
ピー 「議員立法禁止と内閣法制局の件は、その78で言ってたよね」
「小沢どんは、どうするつもりなん?」
パパ 「前に言ったように、小沢どんの目的の一つは憲法改正だ」
「その改正によって、自衛隊の海外での武力行使を狙っている」
ピー 「自衛隊の海外での武力行使?」「イラクやアフガンへの派兵?」
パパ 「それには、憲法9条を守る内閣法制局を無力化する必要が
あるってもんだよ」
ピー 「う~ん、法の番人の無力化かぁ。なるほど、これは問題だ」
「でも、どうしてそんなことをするのかな~?」
パパ 「国家ビジョンを語らないから何とも言えないが、世界への権力の
誇示に利用するつもりじゃないかと勘ぐりたくもなる・・・」
ピー 「権力の権化か~」
パパ 「しかし、何れは国際圧力でそのようなことも必要になるかも知れ
ない」「問題は、小沢どんの、そのやり方が非民主的だってこと」
「上意下達で議論を許さない」
ピー 「これはさ~、大変なことになる前兆だなぁ・・・」
「沖縄問題はどうなのさ?」
パパ 「こんなの収拾つかないよ」「結局のところ、当初の辺野古案を若干
修正する方向で落着くんじゃないのかな?」
ピー 「辺野古案の修正?」
パパ 「前政権は沿岸部の埋め立てだったが、同じ案では民主の顔が立た
ない」「だから少し沖合いへ持って行く。それを浅瀬案と言う」
ピー 「??? 言って悪いけど、'3-' の政権だな」
パパ 「'3-'、何それ?」
ピー 「キーボードの3とーを見ればわかる」
パパ 「ああ、キーボードのひらがな対応か。ふふ」
ピー 「だけど、米国はどう思ってるんだろう?」
パパ 「米国の小浜政権は、黙って鳩やんの自滅を待っているだけさ」
「この問題で慌てる必要もない」「単純に日米合意の履行を求める
だけだね」「契約不履行になると、もう世界から外交的に信用
されないよ」
ピー 「米国は、移転先の地元合意を掲げているね」
パパ 「そうだよ、米国の方が民主的な案で、与党案は地元無視だ」
ピー 「小沢どんが、基地問題を政争に持ち込むから、このような
ことになった?」
パパ 「政争と言うより、人気取りで沖縄の票田を狙ったんだろうね」
ピー 「それが大変な裏目に出た」
パパ 「沖縄や日本から米軍を追い出すなら、日本の安全保障論議から
始めないとね」「福島おばはんを票に取り込んでいるようでは、
この問題は前へ進まないよ」
ピー 「小浜政権もいい迷惑だね」
パパ 「ま、米国は日本の安全保障を握っているから強いよ」
「いざとなれば、CIAを使って小沢どんを追い落とせばいい」
「それに、あのおっさんは対米外交の基軸というか、一貫性が
無い」「親米か親中か解らんという誤解を招く」
ピー 「日米外交にとって危険だねぇ。どうして一貫性を欠くの?」
パパ 「小沢どんが、目前の票田にしか興味を示さないからだよ」
「結局あん人は、単なる選挙屋だなぁ」「だから国家ビジョンを
示せない」
ピー 「世論が反米だとパンダ国に近付いて数にする?」
パパ 「票田の数読みによって方針をコロコロ変えるからねぇ」
「それに従って、鳩やんも発言を変える」「普天間のようにね」
ピー 「日本外交の国際的信用度に係わるねぇ・・・」
「以前小沢どんが、大量の手下を連れてパンダ国詣でをしたけど、
その影響は?」
パパ 「あのような外交的奇行をするから、米国の不信を買う」
「じゃけん鳩やんが、日本と米国は同盟国である。なんちゅー解り
きったことを、今更ながら発言せざるを得なくなる」
ピー 「米国の民主主義は、小沢独裁を許さない?」
パパ 「はは、米国はなんと言っても民主国家だよ」「そのような国が、
権勢だけを誇示しに来る140人もの愚団と会う訳がないよ」
ピー 「米国は、民主主義を遵守しない国には厳しいねぇ」
パパ 「それに、米国は日本の軍事・経済を握っているし、その米国に
後ろ盾になってもらうと言い成りにならざるを得ないし」
「だからパンダ国を相手にしたのさ」
ピー 「小沢独裁を進める上で、米国の紐付きが邪魔になるって訳?」
パパ 「パパはそのように見ている」
ピー 「そこで一番組みやすいパンダ国を利用してやろうと?」
パパ 「しかし、米国の考える民主主義は、米国にのみ恩恵を与える場合も
あるからね~。そこを見誤ってはならない」
ピー 「ややこしいねぇ」
パパ 「それに、パンダ国の国家主席が小沢どんとその手下に会ったのは、
米国を牽制するためだからねぇ」
ピー 「牽制? その真意は?」
パパ 「パンダ国の狙いは、アジアの覇権じゃないかな」「それを達成する
には、アジアにおける米国の影響力を弱めねばならないと・・」
ピー 「それでパンダ国は、140人の愚団に会って全員と握手までしたの
かぁ」 「戦略的だ」
パパ 「さすれば、小沢どん政権は、いずれ沖縄から米軍を追出してくれる
だろうと・・・」「これは地政学上の問題でもある」
ピー 「パンダ国が日本を重要視するのは、背後に米国がいるからかぁ」
「日本国民は、そこを勘違いしてはならないね~」
パパ 「それに、パンダ国は一党独裁だ。小沢どんの趣味に合う。ヒヒ」
「一党独裁国家は、近代法に基づく法治国家では無いが、小沢どんに
とって、そげんことはどうでもいい。要は利用の可不可だけだ」
ピー 「小沢どんとパンダ国の利害が一致したんだ」
「ほと、小沢どんの行動は、何もかもが独裁への手立てだと?」
パパ 「ふふふ、日本で独裁政治を行うには、先ず税金のバラマキでもって
大衆票を集め、その後に独裁政治に都合のよい法案を山盛り通す」
「これ即ち、議会制民主主義の盲点を突く」
ピー 「ほう、大衆票とは子供手当てのことかな?」
パパ 「しかし、ここへ来て財政面から雲行きが危うくなってきたのと、
小沢どんのカラクリが炙り出されてきたからね~」
「ま~、間一髪でもって日本の民主主義が守られようとしている」
ピー 「何か~、政党助成金の余りを返還制度が無いからといって、10億円
程自分の子供名義にしたって~?」
パパ 「週刊誌にそんなことが書いてあったっけ?・・・」
ピー 「もしそうなら、税金のネコババじゃないのぉ???」
パパ 「罰する法律が無いからねぇ。そこに目を付けた」
「大衆社会では許されない事を、平気で行う政治屋が生息できる
体制は、日本における議会制民主主義の危機だと言える」
ピー 「それを許している与党の人々も変だよ。民主主義の放棄だね~」
「都合よく小沢どんにぶら下がっているだけだね」
パパ 「だから接木内閣なのさ。でも根が腐っちょるし、やがて接木も腐る」
「ま、政治が明確な国家ビジョンを示せないのは、致命的欠陥だね」
ピー 「どうすればいいのさ?」
パパ 「現政権内にも国家ビジョンを進められる人材はいる」
「与野党を問わず、そういう人材を結集して出直すべきだね」
ピー 「それには強烈なリーダーシップが必要だね」
パパ 「するとまたぞろ権力の権化が出てくるんだなぁ、日本という国は」
「取あえずは、問題の二人を追い出してすっきりすることだな~」
ピー 「追い出さないと、何時までも国政がごたつく?」
パパ 「そのとお~り~!」
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