2010年9月5日日曜日

ピートとパパの会話(その110 小沢が解る?⑱)



ピー  「最近、政治の話をしないね」
パパ 「余りに馬鹿馬鹿しいからさ」
ピー  「そうかな~? パパは今の政局をどう見ているの?」
パパ 「そうね~、鳩やんが一番悪い!」
ピー  「ん?、どうしてさ?」
パパ 「あの伝書鳩はんが、訳のわからん小沢どん支持を
    言い出したから、今の見苦しい政局になった」
    「小沢どんは、鳩やんに支持を表明させ、イラ菅に人事面
    での譲歩を迫ったんだろうが・・・」
ピー  「それが失敗したから立候補せざるを得なくなった?」
パパ 「そう、小沢どんは失敗したんだ」 
ピー  「立候補しなければどうなったの?」
パパ 「イラ菅政権は持続するし、当然党を割って出るしかない」
ピー  「またしても新党結成だねぇ」「残された民主はどうなる
    んだろ?」
パパ 「世論の支持がある限り大丈夫だ」「離党した小沢どんや
    野党がごちゃごちゃ言い出せば、解散総選挙に打って
    出ればエエだけだよ」
ピー  「小泉やんの郵政選挙のようにだね」「勝算はあるの?」
パパ 「当然選挙に勝てる。小沢どんが居ない民主だからね」
    「今回の党首選でも、そこを突けばいいんだよん」
    「小沢どんに、党首選に出るなら解散すると、一発カマ
    せば民主から出て行ったろうに・・・」 
ピー  「でも、それが言えないイラ菅は、勝負師じゃないんだ」
    「むしろ弱気なんじゃない?」
パパ 「とにかく沖縄といい、内政・外交といい、鳩やんの意味
    不明な言動で日本を無茶苦茶にしちまった。それと小沢
    どんの政治と金」
ピー  「んだんだ」
パパ 「それが原因で参院選に負けたと、小沢どんと鳩やんに突っ
    込めばいいんだけどね~」
ピー  「政治主導はどうなの? 小沢どんがしきりにガナっている」
パパ 「はは、政治主導を失敗したのは小沢どんだ」「それを厚か
    ましくも、イラ菅のせいにしちょるんだ」
    「例えば、狂牛病の対策が後手に回ったのは、政治主導の
    失敗だ」「因みに当時大臣だった赤松っちは、小沢どん派
    だよん」
ピー  「でもさ、小沢どんは政府にノータッチだったと言ってる」
パパ 「フフ、鳩やんのオペレーション=小沢どんのオペレーショ
    ンだってことを、よもや忘れちゃ~いないだろうね~」
ピー  「お~、そういうことか」「で、今後の政局の推移は?」
パパ 「イラ菅陣営は、ワシが言っていた’107, 108'を実行しなけ
    れば勝てないなぁ」
ピー  「小沢どんは、社会保障を前面に出してきているよん」
パパ 「対抗して、それに乗っちゃ駄目だね」「相手はばら撒きの
    プロだ。財源が無くても、如何にもあるように説明する」
    「イラ菅は正直だから、それが言えない」
ピー  「う~ん、そういうハッタリをカマせられないのが、イラ菅
    の弱みだねぇ」「誠実な市民運動家の宿命かなぁ」
パパ 「とにかくクリーン政治を前面に押出し、徹底的に小沢どん
    の政治と金を攻め立てることだね」
ピー  「それが効果的?」
パパ 「目的は、新人議員に何が正義かを教え、それが次回選挙の
    当落に繋がると啓蒙すること。及び世論を見方につけるこ
    とだね」「そうして票を集める」
ピー  「そんなに上手くいくかなぁ」
パパ 「個別の政策論争に巻き込まれたら駄目だね~」「バラ撒き
    に負けちゃうよ」
ピー  「だけどぉ、実際はもっと泥臭いんじゃないかな~」
    「どぶ板とか実弾とか毒饅頭とか身辺調査だとかさ」
パパ 「政治だから、そういうことも有り得るね」
ピー  「小沢どんが勝てばどうなるの?」
パパ 「イラ菅グループを徹底的に排除するだろうね」
    「ノーサイドというのは嘘だ」「現にイラ菅も、政権から
    小沢どんグループを排除してるじゃんか」
ピー  「して、小沢どんの方法は?」
パパ 「金と人事で締め上げる。それで次回選挙に勝てなくする」
    「他党の政策グループと連立を組み、多数でもってイラ菅達
    の意見を排除し、党からの追い出しを仕掛ける」
    「法律を自分に都合よく修正する。等々」
ピー  「イラ菅が勝てば?」
パパ 「何の実権も無くなった小沢どんは、新党を結成し、他党の
    政策グループと連立を組むというか、寄せ集めを図って
    出直す」「但し、お金の目処がつけばだ」
ピー  「その時、鳩やんは?」
パパ 「小沢どんが強引に引っ張る。鳩やんのお金と数が目的さ」
ピー  「ほ~ん、結局、小沢どんの目的は権力か~。だから数が
    必要なんだね。政策の実効性も不鮮明だし」
パパ 「小沢どんが実権を握ると、非民主的国家になっていく」
    「今までに小沢どんがやったこと。内閣法制局の国会答弁
    禁止、議員立法の阻止、指揮権発動の脅し、検察審査会の
    制度批判」「何れも小沢どんに都合が悪いことばかりだ」
ピー  「ふ~む、パパが’78' で言っていたことだね~」
    「それと、小沢どんへのお金・権力・人事権の集中だね」
パパ 「今回の党首選の本質は、民主的な党首を選ぶか否かと
    いうことにある」「当初のマニフェストをどうするかは、
    民意を踏まえて国会で討議すべき事項だよ」
ピー  「だから国会での与野党のように、党首選で政策論争を
    するのはおかしいという訳だね~」
パパ 「小沢どんは、民主主義を前面に出すと勝てないから、
    バラ撒きで勝負をしようとしているのさ」
ピー  「小沢どんが勝てば独裁になる?」
パパ 「そう、そして、その先にあるものが国民には分からない」
    「このような人に、日本の国政を任せていいのか知らん?」
ピー  「でもさ、小沢どんは豪腕だというじゃない」
パパ 「ほほほ、本当に豪腕なら、自民党から出て行かないし、
    とっくに政権を担当して首相になっているよ」
    「リーダーじゃなく、単にボスとして振舞っているだけさ」

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