2010年9月14日火曜日
ピートとパパの会話(その112 小沢が解る?⑳)
(鳩やんの応援にも関わらず、ジャンプに失敗した小沢どん。 スキーに
へばり付いているのはチルドレン達)
パパ 「イラ菅の仮免政権続投が決まったよん」
ピー 「小沢どんは、選挙に強いんじゃなかったの?」
パパ 「フフフ、お金を使えない選挙には弱いんじゃよ」
ピー 「お~、そういうことか。確かにお金で買収できる選挙
じゃなかったもんねぇ」
「またしても小沢どんは、権力奪取に失敗したんだ」
パパ 「今回の政局で一番貧乏くじを引いたのが、鳩やんだ」
「あの伝書鳩の言うことには、もう誰も反応しなくなるぞ」
ピー 「ほん? 貧乏くじは、小沢どんじゃないの?」
パパ 「小沢どんもそうだが、鳩やんの前後左右支離滅裂な言動
では、もう誰からも相手にされない」
ピー 「政治屋としては致命傷だね」「6月に言ったとおり、引退
しなくちゃね」
「さあ、党人事はどうなるんだろ?」
パパ 「小沢どんが党首選を仕掛けなきゃ、政治の混乱は無かった」
「それに勝ったんだから、人事も現在のまま続投すればエエ
んじゃないのかな~。なんの遠慮もいらない」
ピー 「でもさ、小沢どんもかなりの票数を集めたんだよ」
パパ 「実は、イラ菅は人がいいから、その点が心配なんだ」
「手を緩めることなく、小沢どんを政治と金の問題で追い込ん
でいかなくては」「それが大多数の国民の意思でもあるし、
民主の自浄でもある」
ピー 「ノーサイドで挙党体制を組むんじゃないの?」
パパ 「挙党体制? 元々ひとつの政党なんだよん。基本的に挙党
体制の筈だよ」「イラ菅政権に協力することなく、党を二分
してまで挙党体制を潰しに掛かったのは、小沢どんと鳩やん
じゃないか~」
「今後も、このような人々と挙党体制が組めるのか知らん?」
ピー 「でもさ、法案とかいろいろあって協力のお願いも必要では?」
パパ 「そこが可笑しいのじゃよ。協力をお願いしたいから、人事面で
優遇するの? 玉の輿幹事長とか~? みすぼらしい」
「それこそ小沢どんの思う壺だ」「党首選に勝った意味がない」
ピー 「そうかな~?」
パパ 「小沢どんに近い人を幹事長に持ってくれば、大多数の国民から
見放される。それで民主全体がお仕舞いだ」
ピー 「難しいのう。マキャベリの権謀術数だ」
パパ 「それに、小沢どんは一兵卒になって協力すると、自ら言った
じゃないか」「嫌になれば、自分から党を出て行くよ」
ピー 「鳩やんは?」
パパ 「この人もいらん! 混乱の元凶だ」
ピー 「えらい言われ方だねぇ」
パパ 「今回の党首選で、汚い政治は国民に支持されないということが、
一年生議員にもよく理解できた筈だ」
ピー 「そうだね。でも女三四郎も理解したかな~?」
パパ 「この人には、社会科の試験を受けて貰わねば」
「普通の世の中のことが、な~んも解っちょらん」
ピー 「なんじゃそれは?」
パパ 「で、ここで間髪をいれずに、直ちにチルドレンの取り込み
を実行することだ」「そうして党内の支持を増やしていき、
小沢どんの勢力を切り崩していくという寸法だ」
ピー 「う~ん、チルドレンは身の振り方を考えるだろうねぇ」
「次回選挙も心配だし」
パパ 「問題山積、解決能力に乏しいイラ菅政権でも、クリーンという
イメージで政治を行えば、国民も何とか支持するということが、
今回の選挙でチルドレンにも解った筈だ」
ピー 「まるでOJTみたいだね」
パパ 「これからイラ菅がやらねばならないことは、一日も早く経済を
浮揚さすことだね」「マクロ経済政策の真価が問われる」
「イラ菅のアキレス腱は、このマクロ経済政策なんだから」
ピー 「しかし、小沢どんの取巻きからの嫌がらせが心配だ。野党もね」
パパ 「クリーン政治を行うことに反対なら、党を出て行ってもらうか、
衆参同時解散を行って、国民に真を問えばいい」「必ず勝利で
きるよ」
ピー 「解散かぁ、また政治の混乱だ」
パパ 「それと、政策集団を自負する他党議員と手を結ぶことだね」
「そうやって味方を増やしていくのさ」
ピー 「アジェンダ渡辺とか?」
パパ 「彼は日和見臭いな~。ま、あん人とは何らかの妥協も必要だね」
「自民の幹事長に就任した石原Jrも面白そうだ」
ピー 「パパは、イラ菅びいき?」
パパ 「ちゃう、小沢どんとイラ菅では、どちらが民主的かという論理
だけだ。もっといい政党があれば、そちらを応援するね」
ピー 「小沢どんが言っていた政治主導は?」
パパ 「小沢どんの政治主導は、自分に金と権力を集中さすため、官僚
機構が持っている民主的機能を排除することにすぎない」
「そこを理解しないと、小沢どんは解らない」
ピー 「ふ~ん、内閣法制局の国会答弁禁止とかだね」
パパ 「政治主導とは、官僚に方針を示すことだ」「それをどうやって
達成するかを官僚に委ねればいい。彼らはプロ集団なんだから」
ピー 「さて、日本はどうなるのか・・・。とにかくご飯にしよう」
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