2010年8月2日月曜日
ピートとパパの会話(その109 真夏の夜のJazz)
パパ 「今年は猛暑だねぇ」
ピー 「おいらの毛もやたら抜けるよ」
パパ 「自然順応しておるな」「それにしても、台風も熱低も発生
していないから気持ちが悪いなぁ」
ピー 「熱帯地方の海水温度が低いのか知らん」
「ところで、最近は音楽の話をしないねぇ」
パパ 「暑いから聴く気がしないのよん」「オール真空管のアンプ
じゃけん、熱くていけん」「500W以上の電熱を点けている
ようなものだ」
ピー 「真夏に暖房じゃん」
パパ 「ま、聴くならマイルスだな。それもミュート・トランペット
を効かした1964年録音の 'ALL OF YOU' ね」
ピー 「ジャズってのは、何年盤とかよく言うね」
パパ 「ジャズの場合は、その都度メンバーや会場の雰囲気が違うから
ねぇ」「それによって、アドリブの内容も異なってくるのさ」
「ま、クラシックも似たようなものじゃが」
ピー 「ジャズでよく言うインプロヴィゼーションって、何?」
パパ 「即興で作曲、編曲、演奏をすることだよん」
ピー 「なんだ、即興のことか。アドリブと同じようなものだね」
パパ 「んだ、横文字で表現すると、如何にも〇〇らしく聞こえるのさ」
「政治屋がよく言うマニフェストとかアジェンダとかも、その類 だ」
「日本の政治屋なら日本語で表現しないとね」
ピー 「そうだねぇ、日本人には日本語の方がよく分かるのにね」
「万人に理解してもらう政治をするなら、日本語で言わなきゃ」
パパ 「そう、ABCなんて言われても分からないお年寄りが一杯いるん
だから」
ピー 「で、マイルスはどうなったの?」
パパ 「おっと、では聴いてみよう」
http://www.youtube.com/watch?v=i91-npsySkc
パパ 「少しは涼しくなったかい?」
ピー 「べつに。でもミュート・トランペットはよかった」
パパ 「真夏の夜のジャズは、マイルスのミュート・トランペットが涼しくて
よか」「なんたって、Cool Jazzの創始者だからねぇ」
ピー 「だから涼しい?」
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