パパ 「今日は、最初に When I grow too old to dream.
邦訳 ’夢見る頃を過ぎても’ を聴こう」
「誰が訳したか知らないけれど、これは名訳だね~」
ピー 「その人は、きっと詩人だね」
パパ 「この曲は、1935年の映画『ザ・ナイト・イズ・ヤング』の
主題歌だった」「では、ニッキ・パロットで聴いてみよう」
パパ 「なかなかイカしているだろう」
ピー 「ニッキって、植物じゃなかった?」
パパ 「そう、シナモンの一種だよん。この人とは無関係だけど」
(ニッキの木:シナモン)
パパ 「これがニッキの木。この根から樹液を搾り取って、
昔懐かしいニッキ水を作るんじゃ」
ピー 「ピートんちに植えてある木だね」
ピー 「ほんで、ニッキ・パロットは何を歌っているの?」
パパ 「ま、夢見る頃を過ぎても、あなたへの想いは変わらない、
ちゅーことを歌っているのかなぁ」
ピー 「ふ~ん、他に想うことはないのかね。フードの味とか」
パパ 「ない。ところで、京都のママんちへ来た仔はパティと言うらしいよ」
ピー 「ほう、パティに因んだ曲はないの?」
パパ 「では、有名なパティ・ページのテネシーワルツを聴こう」
ピー 「う~ん、この頃の曲にはヒューマニズムを感じるねぇ」
パパ 「そうじゃね、歳を重ねると、それが分かってくるらしい」
「皆さんジャズでも白人好みのスウィングを聴いているよ」
ピー 「現代の歌手では、この雰囲気は出せない気がするなぁ」
パパ 「世界と社会の雰囲気が変わっちまったからね~」
「ほな、映画 愛情物語から To Love Again を聴いてみようか」
ピー 「おー、タイロン・パワーとキム・ノヴァクじゃないの」
パパ 「んだ。この曲はショパンのノクターン第2番だ」
「これが原曲ね」
ピー 「パパは、歳をとってもスウィングよりビーバップが好いの?」
パパ 「When I grow too old to dream. かな。ふ~」